トウカイテイオー

1993年に開催された有馬記念をトウカイテイオーが見事に制しました。このレース馬は実に1年ぶりのレースとなって、当時最強馬として名を馳せていたビワハヤヒデと競り合いの末、久々となるレースでの勝利を掴んだのです。当時のパートナーである田原騎手の感涙のインタビューに加え、トウカイテイオーのリバースレースとなったのです。奇跡のラストランで最後の勝利を手にしたオグリキャップがレースを退き、ファンたちの競馬への熱も冷めていた頃、トウカイテイオーの復活劇は瞬く間に熱を呼び戻しました。レース内容も2頭の一騎打ちで圧巻の名勝負といっても良いぐらいです。しかし競馬ファンは感動の復活劇だけに留まらず、演じられたドラマというものを求めるようになりました。特に武豊・田原騎手はマスメディアの力を武器に有力馬へのスイッチを示唆していたといわれておりました。実力騎手と有力馬というコンビでドラマを演出しようというマスコミの影の活躍も目立ち始めます。後に田原騎手は競馬界から追われることとなりますが、日本のトップジョッキー武豊の時代は続行されます。その集大成となるのが歴史に名を刻んだ伝説馬ディープインパクトの存在で、早くもマスメディアから注目されスターの領域にまで押し上げられることになります。単勝での人気も常に7割を超えていたことから、レース馬としての力量に加え絶大な人気を集めていました。そんな伝説馬でも唯一屈辱の敗戦を喫したのが有馬記念で、後に伝説馬がレース界を去ってからは競馬の売り上げにも響き、またしても熱狂が冷めた形となりました。それと同時に武豊時代の幕引きも近づき、新たな競馬ファンを得るための今後の動向に注目が集まります。

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