牡牝混合

 最近では続々と牡牝混合のG1レースを勝つ牝馬があらわれていますから、牡馬も牝馬も能力にはあまり差がないように見えてしまいますが、実際には牡馬の方が筋肉量
も多いですから競走能力はずっと上であります。ですから長い競馬の歴史で牝馬が混合G1を勝つということはやはり快挙でありまして、特にタフさを要求される長距離の
レース・天皇賞を勝つことはまさに歴史的快挙でありました。過去天皇賞で牝馬が勝利したのは15回、その内春の天皇賞は1953年のレダによる一回のみでありますか
ら、東京競馬場はなかなか牝馬に相性の良い競馬場といえるかもしれません(しかも2000mに距離短縮以前にも10頭が勝利している)。その天皇賞(秋)の牝馬優勝
馬のなかでとくに異彩を放っているのが「プリティキャスト」であります。
 プリティキャストは、はっきり言って天皇賞を勝った以外これといって特徴のある馬ではありません。デビューは1977年の11月でしたが成績は芳しくなく、
春のクラシックには乗れませんでした。夏に何とか勝ち上がり、エリザベス女王杯では4着に入った程度でした。古馬にるとダイヤモンドステークスを勝利して重賞を初制覇
しましたがそのほかは凡走し、出走した天皇賞(秋)では全く注目されませんでした。しかしこれが幸いしたともいえます。このレースにはダービー・天皇賞(春)のカ
ツラノハイセイコや後の年度代表馬・ホウヨウボーイが参戦していまして、彼らを中心に牽制しあうレース展開となったのです。プリティキャストはこれを尻目に大逃げを
うって、100m以上のリードをとることに成功します。そしてこれが決め手になりました。勝負どころであわてて有力馬が追撃を開始しましたが間に合わず、牝馬による
天皇賞制覇が成し遂げられたのです。
 プリティキャストは人気薄で勝ちましたが最近では堂々の1番人気で牝馬が天皇賞を勝つ時代となっています。次にどのような女傑が現れるのか楽しみです。

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競馬新聞

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